▲写真は挨拶する田村社長、大会の模様
宮崎市の株式会社田村産業（田村卓也代表取締役社長）と株式会社田村運輸（田村努代表取締役社長）は、６月２３日に宮崎市内で２０２３年度の「安全衛生推進大会」を開催した。大会には両社の職員ら約３０人が参加。安全表彰や体験発表等を通じて安全意識の更なる高揚を図り、無事故・無災害の達成に向けて努力していくことを誓った。
挨拶に立った田村社長は、現場作業中の事故を例に、一つの事故が自身の生命を脅かすだけではなく、会社そのものの存続にも繋がることになるとし、自覚を持って行動することを呼び掛けた。また、自社の安全スローガンに掲げる「ちょっと待って どんな作業にも緊張感」を常に意識し、無事故・無災害の達成に努めるよう強く訴えた。
安全講和では、宮崎県交通問題研究所の二宮秀樹所長が「事故に遭わない 起こさない 皆が幸せになるために」と題して講演。県内の労働災害発生状況の推移について解説するとともに、「事故は未然に防げる」として、思い込みで判断しない、時間と心のゆとりを持って取り組むなど、安全に対する意識の向上を図るよう求めた。
表彰式では、安全管理優秀賞３人、重機管理優秀賞１人、安全標語入選者１０人（後述）のほか、国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所発注の東九州道（清武～北郷）赤木地区外附属物設置工事で優秀な工事成績を収めた野村憲司氏と佐藤祐豪氏に対して、田村社長から表彰状及び記念品が贈られた。
体験発表では、東九州道の道路改良工事に従事した野村憲司氏が、「開通までの苦悩と時間の闘い」と題して発表。施工の様子を動画を使って紹介し、「皆の技術と努力で成り立った現場だった」と感謝の意を表した。
従業員を代表して、田村産業の東窪一騎氏と田村運輸の井上基秀氏が「安全衛生大会を契機として、自分の体は自分で守るという安全の基本を改めて認識し、我々の職場から災害を絶対起こさぬよう一層努力する」と宣言。長友好崇氏の発声に合わせて、参加者全員で「ゼロ災でいこう、ヨシ！」と指差唱和を行った。
終わりに、田村運輸の田村社長が閉会の言葉を述べ、大会を滞りなく終了した。
表彰受賞者は次のとおり(敬称略)。
▽安全管理優秀賞＝中村久夫、増田浩光、大田原千恵
▽重機管理優秀賞＝塩月真一
▽標語表彰＝長岡由紀、田村彩矢佳、松本興次郎、福田渉二、図師貴嗣、甲斐満徳、石橋大作、東窪一騎、岩永梨沙、黒田大樹。