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準備や声掛け徹底しゼロ災達成 清水建設と橘清会

      

▲写真は挨拶する景山支部長、大会の模様

 清水建設株式会社九州支店宮崎営業所(田中亮所長)と九州支店取引業者災害防止協議会宮崎支部・橘清会(景山孝支部長)は6月21日、宮崎市内で2023年度の安全衛生大会を開いた。九州支店の梅山英樹副支店長や災害防止協議会の篠森義晴会長ら多数の来賓が出席する中、労働災害の撲滅に邁進することを誓った。

 挨拶で景山支部長は、気の緩みが生じる6月に開催している安全大会の意義を強調。今大会で学んだことを各社に持ち帰り、社員間で共有して現場に臨んでもらうよう呼び掛けるとともに、安全目標であるゼロ災に向けた取り組みの徹底を求めた。

 田中所長は、現場作業に於ける小さな事故について言及し、「重大事故にならなくて良かったではなく、どうすれば事故なく作業できるか」について考える必要性を訴え、強い意志を持ち、これまで以上に準備や声掛けを徹底するよう参加者に求めた。

 社長メッセージの披露後、橘清会の大野康成安全環境推進委員が23年度の重点実施事項を説明。墜落・転落災害や建機・クレーン関連災害、倒壊・崩壊災害、公衆災害などの撲滅に加え、取引業者の自主管理能力の向上に取り組むことを確認した。表彰式では、社長表彰や支店長表彰、災防協会長表彰等の受賞者の功績を称えた。

 来賓挨拶で、九州支店の梅山副支店長は、現場に於けるコミュニケーションの重要性を強調し、声掛けの大切さなどを強く訴えた。九州支店取引業者災害防止協議会の篠森会長は、「お節介を焼く」「油断しない」「コミュニケーション」といった3本柱に基づき、安全に作業を遂行してもらいたいと呼び掛けた。

 九州支店安全環境部安全グループの田中秀樹グループ長が安全講話を行った後、橘清会職長会の海野博文会長が「清水建設と取引業者、職長会が一体となり、無事故・無災害で工事を進めることを誓う」と力強く宣言。最後に、海野会長の掛け声に合わせて、参加者全員で「無災害でがんばろう!」とシュプレヒコールを行った。

 表彰受賞者は次のとおり(敬称略)。
▽社長表彰=景山亨(カゲヤマ)
▽九州支店長表彰=長瀬貴之(長瀬建設)、海野博文(カゲヤマ)、染矢健太郎(長瀬建設)
▽九州支店災防協会長表彰=別府誠士(田中鉄筋工業)、日高英二(クマモト工業)、礒野孝成(オクジュー)
▽宮崎営業所長表彰=蒲生佳史郎(九電工)、椎葉信太郎(カゲヤマ)、木村善人(福本組)
▽災防協宮崎支部長表彰=山下義昭(緒方塗装)、平松俊和(田中鉄筋工業・ノーグチ)、嶋田洋成(日鉄エンジニアリング)。