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担い手の確保・育成など柱に 宮崎建協青年部連合会

            

▲写真は挨拶する甲斐副部会長、総会の模様

 宮崎県建設業協会青年部連合会(金丸誠悟部会長)は6月16日、宮崎県建設会館で2023年度の通常総会を開催した。総会には、各地区青年部の正副部長らが参加し、22年度事業報告及び収支決算を承認したほか、担い手の確保・育成や公共事業予算の確保等を柱とする23年度の事業計画及び予算等を決定した。

 金丸部会長に代わって挨拶に立った甲斐宣人副部会長は、今年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行されたことに伴い、これまで制限されていた青年部の活動が通常通り実施できることに期待感を示し、部員間のコミュニケーションを大切にしながら、各種活動を展開していく考えを示した。

 議案審議では、22年度事業報告及び収支決算並びに剰余金処分案、23年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。22年度の事業経過として、発注者・設計者・施工者が早期に施工性の意思を共有し、現場の手戻りや労働環境の改善を図る「施工性向上」などについて、宮崎県と意見交換を行ったことを報告した。

 一方、23年度の事業計画では、▽若年技術労働者の育成・確保の推進▽適正な企業評価と入札・契約制度改正への対応▽社会貢献活動、イメージアップ活動の推進▽関係行政機関・団体等との意見交換会▽マスコミ等を通じた国民・県民への情報発信▽会員相互の協調連携体制の確立―を柱に、各種活動に取り組むことを確認した。

 当日はこのほか、国土交通省九州地方整備局建設情報・施工高度化技術調整官の中司哲夫氏(インフラDX推進室長)を講師に招き、「インフラ分野のDX推進」をテーマに基調講演を開催。インフラ分野に於けるDXの概念のほか、スマートフォンを用いた高精度3D計測など、九州地方整備局に於ける取組内容などを紹介した。