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生目台に小中一貫校、具体的検討に着手 宮崎市

 宮崎市の清山知憲市長は、生目台地区に初の小中一貫校を設置するための具体的な検討に着手することを明らかにした。2025年4月に生目台西小学校を生目台東小学校に統合し、26年4月を目途に、統合した生目台東小学校と生目台中学校の施設を利用した小中一貫校を設置する考えでいる。6月16日の会見で明らかにした。

 少子高齢化の進展に伴う児童生徒数の減少等を背景に、地元の生目台地域自治区地域協議会や地区自治会連合会、地区7自治会、3校のPTAは21年11月、生目台東小と生目台西小の統合や小中一貫校の設立を市に要望。これを踏まえ、教育委員会は3校の統合・再編計画を地元に提案し、今年5月に地域の総意として同意を得た。

 教育委員会は、地元への提案をまとめる過程で、小中一貫校を設置する場合の施設形態である「施設一体型・隣接型・分離型」について、既存施設の状況等を勘案しながら検討を実施。その結果、地理的に隣接する東小学校と生目台中の施設を利用した「施設隣接型」が最良との結論に至ったという。

 現在、東小学校と西小学校はいずれも各学年1学級編成となっており、両校を統合することで複数学級の編成が可能になる。クラス替えも行うことができ、子ども同士の協働的な学びの充実、学校行事等の活動の充実を図る。市は今後、地元の要望に沿う形で、小学校統合は25年4月、小中一貫校の設置は26年4月を目途に準備を進める。

 小中一貫校では、義務教育9年間の教育目標を設定し、9年間の系統性を確保した教育課程を編成・実施する。独自教科の設定といった教育課程の特例や学校行事等を通じた児童生徒交流の充実、小・中学校教員の連携が図りやすくなり、中1ギャップの緩和、学習意欲や学力の向上、自己肯定感の向上といった効果が期待できる。