▲写真は挨拶する石川会長、総会の模様
一般社団法人宮崎県浄化槽協会(石川武則会長)は5月30日、宮崎市内で2023年度の通常総会を開催した。総会では、22年度事業報告及び収支決算、23年度事業計画及び収支予算、23年度活動スローガンを原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、石川武則氏を会長に再選した。
総会で石川会長は、浄化槽の適切な維持管理を徹底し、水環境の保全に努めることが協会に課せられた使命であると強調。関係機関と連携し、地域社会に貢献していく考えを示すとともに、会員一丸で取り組むよう呼び掛けた。
来賓を代表して、宮崎県環境森林部の殿所大明部長(代読=田代暢明総括次長)、宮崎市環境部の栄福和宏部長が挨拶。浄化槽の適正な施工や維持管理、浄化槽の普及促進の啓発活動、住民の快適な生活環境の形成に係る生活排水対策等に取り組む会員一同の尽力に感謝の意を示し、更なる支援と協力を求めた。
23年度の事業計画に関しては、浄化槽の適正管理を推進するため、会員及び非会員を問わず、広く浄化槽に携わる者を対象とした研修会及び講習会等を開催するとともに、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換促進を図るための普及啓発の推進、環境イベント等を通じた県民への啓発活動などに努める。
また、市町村に対する機能保証制度やPFI事業の活用の要請、浄化槽適正管理向上のための維持管理一括契約の拡大、施工業者や関係機関と連携した法定検査受付業務の推進、浄化槽施工マニュアルの作成に向けた行政や関係機関への協力、浄化槽分野における脱炭素化の推進に取り組む。
一方、23年度の活動スローガンでは、浄化槽整備区域の設定・拡大とこれに伴う行財政的措置の拡充強化、浄化槽市町村整備推進事業及びPFI事業の推進、合併処理浄化槽への転換促進に向けた助成制度の見直し、浄化槽機能保証制度の完全実施、浄化槽維持管理一括契約の制度化などを要望していくことを確認した。
総会に先立ち行われた表彰式では、長年にわたり勤続する会長表彰の受賞者に対して、石川会長から表彰状が手渡された(後記参照)。
*新役員は次のとおり(敬略称)。
▽会長=石川武則(宮崎環境開発センター)
▽副会長=平田研治(フジクリーン工業)、上山泰寛(アメックス)、半田義明(小林衛生公社)、岩本晋時(岩本衛生工業)
▽理事=春山晃久(日向衛生公社)、宮川耕一(延岡清掃公社)、蓑田章(延岡浄化槽)、一色順二(一色設備工業)、森栄一郎(都農浄化槽管理センター)、冨岡美鈴(中部産業開発)、谷口貴之(アムズ)、佐々木玲(保全)、黒葛原良(産商)、工藤秀幸(佐土原サニタリー)、越智信一(越智水道)、栫卓也(都城北諸地区清掃公社)、柳田邦生(西部衛生公社)、稲垣拓朗(落合衛生社)
▽専務理事=永山清一(事務局)
▽監事=南弘一郎(協同管理)、佐藤昭臣(西臼杵衛生公社)
*表彰受賞者は次のとおり(敬称略)。
▽会長表彰=椃木浩昭(アムズ)、安丸忍(都城北諸地区清掃公社)、大井手慎也(前同)、新島友春(前同)、瀬之口一道(前同)、松島和久(前同)、坂口久志(前同)、椎葉浩(日向衛生公社)、佐藤照美(岩本衛生工業)、甲斐今朝文(前同)、田中信吾(前同)、井上哲朗(産商)、仁田洋文(川南町衛生公社)、黒木由香理(前同)。