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経営基盤強靱化など重点方針 宮崎県中小企業団体中央会

      

▲写真は挨拶する堀之内会長、会場の模様

 宮崎県中小企業団体中央会(堀之内芳久会長)は5月29日、宮崎市内で2023年度「第68回通常総会」を開催した。総会では、22年度事業報告及び決算、23年度事業計画案及び収支予算案などの各議案を原案どおり承認した。

 23年度の事業計画では、人口減少や少子高齢化など社会経済の構造的な課題に加え、3年を超えた新型コロナウイルス感染症や原材料価格等の高騰の影響で、厳しい経営状況が続いていると指摘。多くの経営課題が山積する中小企業等の経営環境は、「より一層厳しい状況が続くことが予想される」とした。

 中小企業等が危機的状況を乗り越え、持続・成長・発展していくためには、連携により相互の経営資源を補完・補強していくことが必要であることから、「第2次宮崎県中央会ビジョン」に基づく事業を効果的に実施し、中小企業の更なる支援の強化に取り組む。

 これを踏まえた、23年度の重点方針には、▽中小企業組合の経営基盤強靱化支援▽新規組合の設立と組合間連携等支援▽組合員企業等の経営支援▽中央会組織の支援機能強化―の4項目を掲げた。

 多数の来賓を招いて行われた式典で挨拶に立った堀之内会長は、不安定な経済状況が継続している現状を踏まえ、会員のより一層の団結を呼び掛けるとともに、今後も業界の繁栄のために力を尽くす考えを示した。

 その後、宮崎県知事表彰及び中央会会長表彰の受賞者に表彰状が贈られた。来賓祝辞で宮崎県の河野俊嗣知事の挨拶を代読した日隈俊郎副知事は、中央会の中小企業の経済的な地位向上等の取り組みに感謝の意を示すとともに、引き続き緊密な連携に理解と協力を求めた。

 表彰受賞者は次の通り(敬称略)。

〔宮崎県知事表彰〕
▽優良組合=三股町管工事協同組合、飫肥の国プレカット協同組合
▽組合功労者=松本嗣夫(宮崎県室内装飾事業協同組合)、坂井真由美(都城管工事協同組合)、梶井崇之(県北生コン協同組合)、鴨林昌利(協同組合宮崎県鉄構工業会)

〔宮崎県中央会会長表彰〕
▽組合功労者=前田昭彦(宮崎管工事協同組合)、甲斐和幸(西臼杵建設事業協同組合)、甲斐友康(前同)、河野孝文(西都・西米良地区建設協同組合)、佐伯万樹(前同)、池田博(前同)、椎葉眞行(前同)、許斐泰將(東諸建設事業協同組合)、井手德康(串間地区生コン事業協同組合)、中村荘一(都城宅地建物取引業協同組合)、内八重幸一(宮崎県室内装飾事業協同組合)、福永裕幸(前同)、一政重文(南部建設業事業協同組合)、林田城二(宮崎県石油商業組合)、吉田利生(宮崎県木材協同組合連合会)、黒木伸哲(宮崎県中古自動車販売商工組合)、下西勝彦(山之口町商工業協同組合)
▽優良職員=大谷建(延岡地区資源リサイクル協同組合)、増山章三(宮崎管工事協同組合)、福井加奈子(東諸建設事業協同組合)、歌津晴美(日向門川入郷地区建設事業協同組合)、前村仁美(前同)、河野めぐみ(串間地区生コン事業協同組合)、寺原圭亮(日向管工事協同組合)。