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まちづくりや組織強化に注力 宮崎県建築士会延岡支部

      

▲写真は挨拶する西本会長、総会、表彰式の模様

 一般社団法人宮崎県建築士会延岡支部(西本幸則支部長)は4月28日、延岡市内で2023年度の通常総会を開催した。総会では、22年度事業報告及び収支決算、23年度事業計画案並びに予算案などの議案を原案どおり承認した。

 総会では、西本支部長が挨拶したのち、議長に汐川啓之氏を選出して議案審議を実施。22年度収支決算、23年度事業計画案及び収支予算案などの各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も承認された。

 このうち23年度の事業計画では、▽建築士の資質の向上を図ると共に建築士業務の進歩改善に努力する▽建築士として地域力向上への提言、地域発展の為に積極的に行動する▽外部団体や他支部及び会員相互の親睦交流を図る―を基本方針に掲げた。

 重点目標には、会員増強のほか、応急危険度判定やCPD、専攻建築士制度への取り組み(資質の向上)、情報提供や交流親睦(組織の強化)、まつり延岡等地域活動への積極的参加と活用(地域への貢献)などを掲げ、各種活動を展開することを確認した。

 総会終了後には多数の来賓を招いて、支部創立70周年記念式典を開催。式典で西本支部長は、これまでの延岡支部の歩みや元宮崎県建築士会会長で延岡設計連合協同組合を創設した松下宏氏をはじめとする歴代支部長の功績などを紹介した。

 今後に向けて、安心・安全なまちづくりに努力し、若い建築士の育成や魅力ある建築士会としての活動を推進するとともに、「諸先輩が築いてきた地域貢献活動等に注力し、まちづくりの更なる活動と組織の充実に取り組んでいく」と意気込みを述べた。

 来賓祝辞では、読谷山洋司延岡市長(代読=山本一丸副市長)、本部仁俊延岡市議会議長、松竹昭彦県建築士会長(代読=髙橋寿副会長)が挨拶。読谷山市長は、市の建築行政の動向などを紹介し、会員の更なる活躍や支部の発展に期待を寄せた。

 式典では、功労者表彰が行われ、受賞者(後述)に対して西本支部長から表彰状と記念品が贈られた。このほか松下宏アドバイザーの記念講演や祝賀会も催され、多数の会員や来賓が節目を盛大に祝い、更なる飛躍と発展に向けて意を新たにした。

 功労者表彰者は次のとおり(敬称略)。
▽元支部長=松下宏、菊池富男、矢野公一、髙橋寿
▽特別会員=加行儀春、松下宏、村上芳功、重黒木武士。