▲写真は挨拶する下湯支部長、総会の模様
一般社団法人日本造園建設業協会宮崎県支部(下湯一弘支部長)は5月26日、宮崎市内で2023年度「通常総会」を開催した。総会では、22年度事業報告及び収支決算報告、23年度事業計画案及び収支予算案などの議案を原案どおり承認した。
挨拶で下湯支部長は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の中で、協会員の精力的な取り組みに対して感謝の意を示すとともに、「議事に於ける会員の意見を反映し、活動の幅を広げ、更なる造園業の発展に努めたい」と意欲を示した。
23年度の事業計画のうち調査研究活動では、宮崎県沿道修景美化基本計画の策定委員会への参加や、宮崎県景観形成促進機構の指定に基づく良好な景観形成に関する調査研究等の実施を計画。また、街路樹管理台帳及びケーススタディの作成や、美しい宮崎づくりを推進するため、講習会、研修会等へ積極的に参加する。
広報活動では、都市緑化啓蒙活動(造園フェスティバル、土木の日、緑化月間)の推進に加え、会員技術者名簿を活用し、街路樹剪定士や植栽基盤診断士といった重要資格の行政への認知を図るとともに、会員外に資格取得を案内する。日造協九州総支部広報活動に協力するほか、支部独自の広報誌を作成・配布し、活動内容をPRする。
組織活動では、他団体と共同で宮崎県への陳情・要望活動を行うとともに、宮崎県沿道修景美化条例基本計画の見直しに伴い、各地区のモデル事業について技術的・有効的な提案を行う。県主催事業や地区ごとの行政主催事業、関連団体事業への協力、災害時の行政協力を行う。
教育・訓練活動等では、街路樹剪定士講習会の実施と同指導員資格取得者の斡旋、地域リーダーズ活動への参加、造園施工管理技士講習会の開催、植栽基盤診断士・士補の研修参加、日本造園修景協会宮崎県支部との研修会の実施、安全衛生特別教育の実施、シルバー人材センターへの草刈り及び剪定講習会の実施に取り組む。
一方、23年度の表彰事業に関しては、宮崎県発注工事で高得点を獲得した業績表彰を▽尾形紀一郎氏(園田グリーンセンター)▽長嶺正太氏(大新造園)▽大姶良知美氏(弥永緑地建設)▽植木福太郎氏(橘緑地建設)▽古川誠氏(同上)―の5人が受賞。このほか、永年勤続表彰を上堤諭氏(のざき造園)が受賞した。