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新会長に金野尾氏を選出 宮崎県地質調査業協会

      

▲写真は挨拶する小畠前会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県地質調査業協会(小畠淳二会長)は5月15日、宮崎市内で2023年度の定時総会を開催した。総会では22年度の事業報告及び収支決算、23年度の事業計画及び収支予算の各議案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、新会長に金野尾司氏(圓井特殊工業)を選出した。

 挨拶で小畠会長は、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策の実施に伴い、一定の事業予算が確保されていることや、会員企業の受注額が順調に推移していることに言及。その一方で、今後、同等の公共事業予算が確保されるかどうかが不透明な状況であることを危惧した。

 また、宮崎県の入札契約制度改革に関して、受注環境が未だ不安定な状況であることを踏まえ、引き続き、粘り強く制度の改善を訴えていく考えを示すとともに、関係機関に対する陳情や要望活動、意見交換の実施を計画していることを説明した。

 これを踏まえた23年度の事業計画では、地質調査業登録業者や地質調査技士の活用に向けた活動、地質調査業登録規定や地質調査技士資格検定に関する事務指導、諸制度改革への対応、関係官公庁及び団体との連携、資質及び技術力向上のための講習会・勉強会の開催、災害防止に関する調査・研究や安全教育の徹底に取り組むとした。

 また、HPや資料配布等による広報活動及び事業量の拡大や協会員の優先的指名、積算の適正化、事業の分離発注といった諸課題について関係機関等に陳情・要望を行うとともに、受発注者間における技術的課題や懸案事項等の解決を図るための意見交換会を行う予定でいる。

 新役員は次のとおり(敬称略)。
▽会長=金野尾司(圓井特殊工業)
▽副会長=有馬政臣(都城技建コンサルタント)
▽理事=吉田一路(九州工営)、川邊信也(九大地質コンサルタント)、甲斐重隆(国土地質調査事務所)、島田将行(島田設計コンサルタント)、猪倉和馬(モール知研)、佐藤清範(専務理事兼事務局長/員外)
▽監事=河野武弘(富士工業)、兒玉恭明(宮崎綜合会計事務所/員外)。