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活動に参加しやすい環境を整備 宮崎県建築士会宮崎支部

              

▲写真は挨拶する福添支部長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県建築士会宮崎支部(福添勝郎支部長)は4月26日、宮崎市内で2023年度の通常総会を開催した。総会では、22年度庶務並びに事業報告と収支決算のほか、地域への貢献やまちづくりの推進、組織拡大、建築士のPRに繋がる活動を展開するとした23年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認した。

 総会で挨拶に立った福添支部長は、新型コロナウイルス感染症の影響で、計画していた一部の活動が実施できなかった一方、5月8日から感染症法上の扱いが見直されることに伴い、23年度はコロナ前の水準に近い活動が可能となることに期待を込めつつ、参加した会員に対して、支部活動に対する理解と協力を呼び掛けた。

 議案審議では、22年度の事業として、地域住民による防災かまどベンチの作成支援や建築甲子園に向けた授業支援、工業高校によるインターンシップの受け入れ、宮崎市民プラザや宮崎県防災庁舎での現場見学会の開催のほか、青年部及び女性部が木組みのジャングルジム「くむんだー」による木育活動を展開したことを報告。

 23年度は、会員の資質向上や品位保持のための事業、行政協力をはじめとする地域貢献事業を展開するとともに、一般社会に対する建築士のアピールや会員が求める活動内容の穴埋め、会員が支部活動に参加しやすい環境整備などに努め、建築士としての職能を十分に発揮できる事業に取り組むことを基本方針に掲げた。

 これを踏まえた基本事業では、各委員会を中心に▽会員相互の親睦と会員拡大▽組織強化及び建築士の職能を活かした地域貢献活動の充実▽技術研鑽のための研修会・講習会・現場見学会等の開催▽会員への広報・情報提供の充実▽青年建築士及び女性建築士の技量向上や人材育成―などに取り組むことを確認した。

 総会ではこのほか、顧問に河野通康氏(宮崎市建設部建築住宅課長)、久保敏典氏(同都市整備部建築行政課長)、齋藤洋介氏(同教育委員会学校施設課長)の3人、相談役に元支部長の岩浦厚信氏と松竹昭彦氏、前支部長の野田一孝氏を選任することを報告した。