▲写真は挨拶する黒木会長、総会、表彰式の模様
日向地区建設業協会(黒木繁人会長)は4月25日、日向建設会館で2023年度の通常総会を開催した。総会では、22年度の事業報告及び収支決算のほか、公共事業関連予算の確保や労務単価の引き上げ、資材高騰に伴う適正単価を要望することなどを盛り込んだ23年度の事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認した。
挨拶で黒木会長は、昨年の台風14号の被害に対して、会員一丸で早期の復旧・復興に取り組んでいることを説明。災害対応のみならず、インフラの整備・維持管理を担う建設産業が地域に不可欠であることを広く発信するとともに、尊敬される業界、誇りある業界に変革していくことが、人手不足等の課題解決に繋がるとした。
議案審議では、22年度事業報告並びに収支決算及び剰余金処分案、23年度事業計画案及び収支予算案など原案どおり承認。
23年度の事業計画では、公共事業関連予算の増額確保や高速道路等の整備促進、働き方改革に向けた諸経費と設計労務単価の引き上げ、適正な工期の設定、発注・施工時期の平準化並びに受注機会の確保、建設キャリアアップシステム(CCUS)対象工事の拡大、資材高騰による適切な設計単価への反映等を重点的に求めていくとした。
このほか、協会内に設置する各種委員会を中心に、実効性のある活動を展開していくことや、地域総合メンテナンス業務の建設共同企業体による年間委託業務の実施、青年部及び女性部活動に対する支援などに取り組むことを確認した。
議案審議終了後には、尾前和博総務委員長が▽綱紀粛正の徹底▽労働災害・交通事故の絶滅▽企業体制の強化と確立▽地域住民の安全を確保するための支援―などを盛り込んだ決議文を読み上げ、全会一致で採択した。
総会に先立ち行われた表彰式では、従業員表彰の受賞者に対して、黒木会長から表彰状が授与された。
表彰受賞者は次のとおり(敬称略)。
▽従業員表彰=伊藤正二(あさひ産業)、下田晃弘(前同)、米良智昭(前同)、松本淳一(旭開発)、木下ひとみ(旭道路)、黒木敏美(前同)、那須拓二(甲勝建設)、黒木浩志(宗建設)、後藤政茂(前同)、椋田道雄(前同)、日野拓也(宮前建設)、田邊朋博(吉原建設)、植田康志(吉田建設産業)、甲斐文雄(相生組)。