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組織強化へ会員拡大など推進 産業循環協会県央支部

      

▲写真は挨拶する山下支部長、会場、表彰式の模様

 一般社団法人宮崎県産業資源循環協会県央支部(山下栄支部長)は4月21日、宮崎市内で2023年度「第11回通常総会」を開催した。総会では、22年度事業報告・収支決算、23年度事業計画案・収支予算案などを原案どおり決定した。

 挨拶で山下支部長は、昨年発生した台風14号災害での廃棄物処理における会員の協力に感謝の意を示した後、今後予想される台風やゲリラ豪雨等の自然災害を念頭に、これまでの経験を活かしながら、会として有意義な活動に取り組んでいこうと呼びかけた。

 また、近い将来、更新時期を迎える大量のソーラーパネル廃棄問題にも言及。処理技術が確立されていない現状において、各社がアンテナを拡げ、情報を共有しながら、ビジネスチャンスとして捉えてもらいたいと述べた。あわせて、一層の組織力強化を図るため、行政機関とも連携しながら会員拡大に注力していく考えを示した。

 続いて行われた表彰式では、優良事業所表彰の3社、優良従事者表彰の8人に対して、山下支部長から賞状と記念品が手渡された(後記参照)。

 来賓あいさつでは、宮崎県高鍋保健所の西田敏秀所長、宮崎市環境指導課の坂本哲哉課長がそれぞれ挨拶。産業廃棄物処理に関する日頃の対応に感謝の言葉を述べるとともに、一層の美しいみやざきの環境づくりに向けた相互理解と協力を求めた。

 議案審議では、22年度事業報告及び収支決算、23年度事業計画案及び収支予算案など原案どおり承認した。23年度の事業計画では、支部活動の拡充強化、産業廃棄物の適正処理対策の要望、研修会の開催、環境衛生週間などの啓発普及活動、関係機関及び他団体との意見交換等を通じた連携などについて取り組むことを確認した。

 当日はこのほか、総会に先立ち22年度の「資質向上研修会」も開催。産業廃棄物に係る申請及び届出(宮崎県高鍋保健所衛生環境課=田ノ上佳樹技師)、産業廃棄物の許可の現状、宮崎市における監視指導の取り組み(宮崎市環境指導課=西原史郎課長補佐)をテーマに、講師がそれぞれ説明を行った。

 表彰受賞者は次の通り(敬称略)。
▽優良事業所=久保田オートパーツ、南州建設、国富開発
▽優良従事者=内野宮孝俊(伸洋土木)、川﨑章一(テクニカル・キナイ)、菅野健二(山﨑紙源センター)、杉田顕(宮崎県医師サービスセンター)、野村憲司(田村産業)、野元健一(第一建設)、三浦康則(同)、平田亘(環境未来恒産)。