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発注機関に予算増大や支援など要望 都城地区建設業協会

      

▲写真は挨拶する長友会長、総会、表彰式の模様

 都城地区建設業協会(長友俊美会長)は4月20日、都城市内で2023年度の「通常総会」を開催した。総会では、22年度事業報告及び収支決算のほか、地域インフラの安定的な整備に向けた取り組みや積極的な社会貢献活動、災害対応等を盛り込んだ23年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認した。

 挨拶で長友会長は、窓口の一本化や災害時の応急体制整備を目的として、23年4月に都城地区建設業協会と都城市建設業協会を統合したことに言及。会員の負担軽減や利便性の向上、事務局の経費節減、事務改善に寄与すると説明した。

 一方で、これからの建設市場で生き残るためには、優れた経営力と技術力のある企業として評価されるよう、自助努力する必要があると指摘。今後も発注者に対して、建設予算の増大や建設業に関する支援を要望するなど、厳しい経営環境の改善に努めていく考えを示した。

 議案審議では、協会及び建設会館の22年度事業報告及び収支決算、23年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。協会の23年度事業計画では、地域インフラの安定的な整備に寄与するとともに、社会貢献活動や災害対応等に積極的に取り組み、地域から必要とされる建設業を目指していくことを確認した。

 23年度の重点施策には、▽会員相互の信頼と融和団結、道義の高揚▽公共事業予算の持続的・安定的な確保・拡大の要望▽労働災害防止のための安全管理の徹底▽担い手の確保・育成に向けた取り組みの推進▽研修等を通じた技術力の向上▽他団体とも連携した災害対応力の強化▽地域貢献活動の推進―などを掲げた。

 総会に先立ち行われた表彰式では、従業員永年勤続者表彰と技術優秀者表彰の受賞者(後述)に対し、長友会長が表彰状と記念品を贈呈。受賞者を代表し、大淀開発の谷口直樹氏が「表彰を受賞し、感謝の気持ちでいっぱい。受賞を機に、地域社会の発展のため、建設業の担い手として今後も研鑽を重ねていく」と謝辞を述べた。

*個人表彰の受賞者は次のとおり(敬称略)
〔従業員永年勤続者表彰〕▽宮園和隆(旭工業)▽長友慎也(叶工業)▽清川隆司(大淀開発)▽杉尾直俊(前同)▽谷口直樹(前同)▽益田和尚(前同)▽小山田政弘(匠)▽坂下修一(前同)▽山下幸二(前同)▽山本定信(前同)▽小園和浩(都北産業)▽東森晋一(はやま建設)▽蓑田和典(前同)▽倉本慎太郎(丸宮建設)▽新倉ゆかり(前同)▽中島愛美(前同)▽渡邊明子(前同)▽鵜島利郎(吉原建設)▽田之上賢(前同)▽福重雄一(前同)▽宮田芳之(前同)
〔技術優秀者表彰〕▽1級土木施工管理技士=大田雅史(旭工業)、奥松義彦(都北産業)、小松真衣(丸昭建設)、福留隼人(前同)、甲斐亜由夢(吉原建設)、柿田脩(前同)、井上裕貴(前同)、濱本翼(前同)▽1級建築施工管理技士=中村圭介(大淀開発)、別府直樹(前同)、福留隼人(丸昭建設)。