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早期の給水制限解除に貢献、3社に感謝状贈呈 企業局

      

▲写真は贈呈式の模様

 宮崎県企業局は、2022年9月の台風第14号による中ノ原浄水場(日向市東郷町)の浸水災害で、迅速かつ的確な応急復旧により早期の給水制限解除に多大な貢献があったとして、旭建設株式会社、倉本鐵工株式会社、株式会社興電舎に感謝状を贈った。3月24日に贈呈式を行い、井手義哉局長が各社の代表に感謝状を手渡した。

 県では、建設工事や建設関連業務委託、地域ボランティア等を対象に、災害対応等に汗を流した事業者等を称える感謝状贈呈要領を策定。企業局として初めて、22年9月の台風第14号の応急対応等に尽力した事業者を表彰した。

 昨年9月の台風第14号では、耳川流域の河川氾濫によって中ノ原浄水場のポンプ室が浸水被害を受け、給水制限を実施。興電舎がポンプ室機器等の電気設備の復旧作業、倉本鐵工が機械設備の復旧作業、旭建設が仮設送水管の設置などに迅速かつ的確に取り組み、工業用水の給水制限の早期解除に大きく貢献した。

 贈呈式で企業局の井手局長は、給水停止や長期の給水制限が受水企業に多大な影響を及ぼすことに言及。各社の多大な貢献により、給水停止に至ることなく、給水制限を早期に解除できたことに感謝の意を示すとともに、「工業用水の安定供給には地元事業者の協力が不可欠」として、引き続きの理解と協力を求めた。

 旭建設の黒木繁人代表取締役社長は、「災害時に地域の守り手として力を発揮できることはありがたい。今回の感謝状を励みとして、更なる地域貢献に努めていきたい」と意気込みを述べた。