▲写真は感謝状贈呈式の模様
宮崎県県土整備部は、2022年9月の台風第14号をはじめとする災害対応等で、公共土木施設被害の拡大防止や軽減、応急対応等に多大な貢献があったとして、一般社団法人宮崎県測量設計業協会(西田靖会長)に感謝状を贈った。3月16日に県庁で贈呈式を行い、西田員敏部長が西田会長に感謝状を手渡した。
県では、建設工事や建設関連業務委託、地域ボランティア等を対象に、災害対応等に汗を流した事業者等を称える感謝状贈呈要領を22年4月に策定。同要領に基づく初の感謝状として、22年9月の台風第14号のほか、同年12月及び23年1月の豪雪時の応急対応等にあたった団体や企業等を表彰することとした。
このうち、宮崎県測量設計業協会は、台風第14号災害に於いて会員が一丸となり、地区協会の地域を越え、県北を中心に被災状況の把握や測量・設計業務などに迅速かつ的確に取り組むなどして、公共土木施設被害の早期復旧に大きく貢献した。
贈呈式で県土整備部の西田部長は、前年度の10倍にのぼる県及び市町村の公共土木施設災1444件の災害査定が全て終了したことを報告。協会員の多大な貢献に感謝の意を示すとともに、南海トラフ巨大地震などの将来的な脅威を見据え、「今後も互いに連携しながら、県民の安全・安心のために力を合わせていきたい」と述べた。
これに対して協会の西田会長は、「感謝状は協会員の励みになる」「通常業務等への行政の柔軟な対応のおかげで、会員も安心して災害復旧に専念することができた」と述べるとともに、「官民で問題点を共有しながら、甚大な自然災害に対応できる体制の構築に向けて、協会としての活動を進化させていきたい」と意気込みを述べた。
3月15日~20日の贈呈式を行う各発注機関長からの感謝状受賞者は次のとおり。
▽宮崎土木事務所=川口技建
▽高岡土木事務所=東諸高岡地区地域維持型JV、東諸国富地区地域維持型JV、東諸綾地区地域維持型JV、高岡コンサルタント、三和測地設計、落合技術測量、日測コンサルタント、九州工営
▽日向土木事務所=日向地域維持型JV、門川・北郷地域維持型JV、西郷・南郷地域維持型JV、椎葉・諸塚地域維持型JV、田村産業、宮崎県測量設計業協会日向支部
▽延岡土木事務所=岡田工業、北方建設、田邊建設工業、矢野建設、延岡地区建設業協会、宮崎県測量設計業協会延岡支部
▽西臼杵支庁=山藤測量設計コンサルタント、南州コンサルタント、南興測量設計、フェニックスコンサルタント、西臼杵建設事業協同組合、吉野建設、矢野興業、熊谷組水ヶ崎発電所作業所。