宮崎県が整備を進めていた沿海北部地区の広域営農団地農道整備事業について、「延岡市伊形町~門川町加草」間の整備が完了し、全線が開通する運びとなった。2月9日14時30分から一般車の通行を開始する。同日午前中に知事や県議会議長、関係市町の首長らが参加して開通祝賀式を行うほか、現地で開通パレードを行う。
広域営農団地農道整備事業沿海北部地区は、農地と集出荷施設、加工施設等を有機的に結び、県道等の一般幹線道路へのアクセス改善を図る農道を整備するもの。農業生産性の向上や農産物の流通の合理化を図り、農村地域の社会生活の改善に資する。
全体延長は延岡市大峡町~日向市塩見の約26・8㎞で、幅員7mの2車線道路。1983年から6期に分けて整備を進めてきたが。トンネル1箇所や橋梁2箇所を含む6期地区(延岡市伊形町~門川町加草、整備延長2282m)の整備が完了し、事業着手から40年を経て、全線が開通することとなった。総事業費は約306億円。