▲写真は挨拶する火宮副理事長、総会の模様
宮崎県板金工業組合(野口英幸理事長)は2月20日、宮崎市内で2022年度「第58回通常総会」を開催した。会合では、22年度事業経過及び収支決算書、23年度事業計画案及び収支予算案などの各議案を原案どおり承認。このうち、任期満了に伴う役員改選では、新理事長に河野清見氏を選出した。
野口理事長に代わって挨拶した火宮伸弘副理事長は、世界情勢の変化に伴う地域経済への影響や台風14号による県内の甚大な被害に言及。「経済の動向をしっかりと把握し、組合の運営に努めていきたい」と述べ、組合活動に対する支援と協力を求めた。
議案審議では、22年度事業経過及び収支決算書、23年度事業計画案及び収支予算案、賦課金の額並びに徴収方法承認の件、一時借入金の最高限度額承認の件などの議案を原案どおり承認。役員改選では、河野清見氏を新理事長に選出した。
23年度の事業方針に関しては、円安や世界情勢を背景とした原材料・エネルギーの価格の高騰により、業況が厳しい状況にある中で、組合員が一致団結し、保証書の発行や団体保険の加入推進、組織の拡大、後継者の育成指導等に取り組むことを確認した。
具体的には、関係行政の施策及び業界の動向に関する情報収集や提供、基幹技能者の育成に向けた各種講習会の開催、施工技術の向上のための研修・研究等の実施、責任施工保証制度の推進、労働時間短縮の推進及び労働災害防止対策の徹底、組合指定商品及び地元商社の優先的な活用、各種福利厚生事業などを展開する。
当日はこのほか、組合功労者表彰も行われ、組合事業に多大な貢献があった火宮伸弘氏(火宮板金工業)と鈴木真哉氏(鈴木板金工作所)に表彰状が贈られた。
*新役員は次の通り(敬称略)
▽理事長=河野清見(河野板金工業)
▽副理事長=火宮伸弘(火宮板金工業)、公文宏明(公文板金)
▽専務理事=鎌田明彦(日成金属工業)
▽理事=野口英幸(野口工業)、石井吏(石井板金工業)、川畑忠行(川畑板金)、小並薫(シートメタルヒラカタ)、今村浩一(今村板金)、井上孝洋(井上板金工業)、兒玉展明(コダマ)、濱田賢(濱田板金)、岡崎淳(岡崎板金)、金丸博一(金丸板金工業)
▽監事=山名勝(山名板金工作所)、江口宗利(江口板金工業)、緒方伸彦(アート板金工業)。