宮崎県県土整備部は、ＩＣＴ活用工事の実施要領を一部改正した。これまで▽土工（小規模土工等を含む）▽舗装工▽作業土工（床掘）▽付帯構造物設置工▽法面工（吹付工）▽地盤改良工▽構造物工（橋脚・橋台）―としていた対象工種に、新たに「港湾浚渫工」を追加。また、施工者希望型の名称を「受注者希望型」に変更した。
県土整備部では、建設現場の生産性向上を図るため、２０１７年７月から土工を対象にＩＣＴ活用工事の試行を開始。２０年４月にはＩＣＴ活用工事（土工）実施要領を制定した。さらに２２年４月から、これまで各工種ごとに制定していた要領を「ＩＣＴ活用工事実施要領」として取りまとめ、本格運用を行っている。
今回の実施要領の改正では、ポンプ浚渫やグラブ浚渫、硬土盤浚渫、砕岩浚渫、バックホウ浚渫を含む「港湾浚渫工」を、新たにＩＣＴ活用工事の対象に追加する。２０２３年３月１日以降に入札公告または指名通知を行う案件から適用する。改正後の実施要領等は、公共事業情報サービスで確認できる。
《発表資料》