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新時代リードできる技術者に 産業開発青年隊で修了式

 土木建設に関する技術力や社会性を兼ね備えた技術者を育成する「宮崎県産業開発青年隊」の2022年度修了式が、2月16日に宮崎県建設技術センターで行われた。今年度の修了生とその保護者、宮崎県の河野俊嗣知事らが出席し、修了生の門出を祝った。

 産業開発青年隊は、即戦力となる土木建設エンジニアを育成する教育機関。土木建設に必要な技術や知識を身につけるとともに、多くの資格を取得することができ、ほぼ100%の就職率を達成している。10年度からは指定管理者である宮崎総合学院が、青年隊の伝統と民間のスキルを組み合わせた教育プログラムを実践している。

 22年度の修了生は、土木建設に係る基礎知識や技能の修得を図る施工管理課程が35人、同じく専門知識や技能の修得を図る専攻課程が5人。修了生は、県内外の建設会社や行政機関等に就職するほか、施工管理課程の修了生の一部が専攻課程に進学する。

 16日に行われた修了式では、約一年間にわたる訓練の過程や修了生の進路状況等を報告。修了生全員の名前が読み上げられた後、河野知事が施工管理課程及び専攻課程の代表に修了証書を手渡し、隊旗の返還を受けた。答辞を述べた修了生は、新時代をリードできる技術者になれるよう頑張っていきたいと意気込みを語った。