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高岡署等、移転候補地に国富町運動公園 県警本部

 宮崎県警察本部は、経年劣化が進み、頻繁に浸水被害が生じている高岡警察署の移転候補地について、国富町運動公園内とする方針を固めた。高岡警察署の移転に合わせて、宮崎市阿波岐原町の一ツ葉庁舎(警察本部執行隊)も統合整備する。来年度以降に土地購入や基本構想の策定、設計、建設工事を順次進め、29年3月の完成を目指す。

 12月6日に開いた県議会の文教警察企業常任委員会で、高岡警察署等移転候補地の選定状況を委員に報告した。

 1966年建設の高岡警察署(RC造2階建延べ982㎡)は、宮崎市高岡町飯田の大淀川沿いに位置。経年に伴う施設の老朽化が進むとともに、台風など大雨のたびに敷地内や建物が浸水するなど、水害に対して脆弱な場所に立地していることから、災害時等に於ける警察機能の維持・確保のため、早期の整備が求められている。

 一方で、南海トラフ地震による津波浸水被害が想定される沿岸部に位置する一ツ葉庁舎(宮崎市阿波岐原町前浜4276-5、RC造3階建述べ1753㎡)に関しても、大規模災害発生時に自動車警ら隊や交通機動隊がその役割を十分に発揮できない恐れがあることから、各施設の建て替えに係る調査等を実施していた。

 こうした各種調査の結果に加え、住民の利便性や防災拠点としてのあり方などを総合的に判断し、移転候補地に国富町が所有する国富町運動公園内(国富町本庄4890)を選定した。敷地面積は約8200㎡で、移転候補地には現在、幼児プールや遊具施設、駐車場等が設けられている。

 選定理由に関しては、ハザードマップの浸水エリア外であることや、国富町役場が近接しているなど住民の利便性が高いこと、高岡警察署と一ツ葉庁舎を統合しても十分な広さがあり、大規模災害時の後方支援や応援部隊の受け入れが可能であること、敷地東隣の運動公園グラウンドがヘリコプターの離着陸場に指定されていることを挙げた。

 事業スケジュールによると、23年度に住民説明会を行い、24年度に土地購入と基本構想の策定作業を実施する見通し。25~26年度に基本・実施設計、27~28年度に建設工事を行い、29年3月の施設完成を目指すとしている。

 高岡警察署等の移転に伴い、宮崎北警察署及び宮崎南警察署へのアクセスを考慮し、隣接する宮崎市の一部を新警察署の管轄に編入することや、警察署名を「宮崎西警察署(仮称)」に変更することも検討する。