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庭球場改修事業、受託候補者に桜木JV 宮崎県

 宮崎県は、「ひなた宮崎県総合運動公園庭球場改修事業」の事業者選定に係る企画提案競技の結果、受注候補者に桜木・和広・益田特定建設工事共同企業体(代表構成員=桜木組、構成員=スポーツテクノ和広、益田設計事務所)を特定した。既設のテニスコートをハードコートに全面改修するとともに、一部をインドアコートとして整備する。

 総合運動公園(宮崎市熊野)のテニスコートは、2027年に本県で開催される国民スポーツ大会でテニス競技の会場となっているが、現在のサーフェスは大会前に耐用年数が到来することから、施設の利用状況や県内の公営テニスコートの整備状況、建設・維持管理コスト等に関する調査結果等を踏まえ、ハードコートに全面改修する。

 具体的には、現在のサーフェス(砂入り人工芝コート・24面)をハードコートに全面改修するとともに、このうち6面を屋根付・照明付のインドアコートとして整備。インドアコート以外の12面の照明塔を改修し、国際水準の照明設備を整備する。

 当該事業では、①基本設計・実施設計(建築、電気設備、機械設備、サーフェス、外構等)②建築工事一式(建築、電気設備、機械設備、旧工作物等解体撤去等)③土木工事一式(サーフェス等)④外構工事⑤工事監理、意図伝達業務⑥申請手続及び申請費用⑦地盤調査、現状調査(広さ・高低差)―を実施する。期間は2026年3月31日まで。

 企画提案競技には2者が参加。審査基準に基づき、提案内容を審査して、受注候補者を特定した。今後の県議会での審議及び議決を経て、受注候補者と契約は締結する。企画提案競技の実施公告では、税込の発注上限額を22億7951万円としていた。