▲写真は授業の模様
日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は、12月6日に西米良村立村所小学校で「どぼく出前授業」を開講した。同校の1~6年生を対象に、土木という仕事の役割や道路をはじめとする土木構造物の必要性、自然災害から生命や財産を守るための土木の役割について説明を行った。
出前授業には、同社が施工する「復旧治山事業竹元谷」(宮崎県環境森林部児湯農林振興局発注)の作業所から5人が講師として参加。授業の中で講師を務めた社員は、生活の中に当たり前にある土木の仕事や道路がどのような役割を担っているのかを子ども達と一緒に考え、土木の重要性を伝えた。
地すべりの模型実験では、地すべりの発生原因や対策として行っている工事を模型を使って子ども達に分かりやすく説明。遊び心を取り入れたコンクリートの製作体験では、実際に触れる機会の少ないコンクリートをキャラクターの容器に詰めながら、やわらかいコンクリートが様々な形になることを学んだ。
参加した子ども達からは、「凄くわかりやすかったし、楽しかった」などの感想が聞かれた。初めて講師として参加した担当技術者の有川将稔氏は、「準備は大変だったが、子ども達が積極的に手を挙げて発表してくれて、一生懸命な姿と楽しんでいる顔を見ることができてて本当に良かった」と話した。
監理技術者の木下哲治氏は、「忙しい中、このような機会をいただいた校長先生をはじめ、教職員の方々に大変感謝している。今後も地域に喜ばれる工事・企業を目指していきたい」と意気込みを述べた。