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議案上程、契約金額は約41億 健幸のまちづくり拠点

 小林市は、11月29日に開会した市議会定例会に「健幸のまちづくり拠点施設整備事業デザインビルド業務委託契約」に関する議案を上程した。契約の相手方は、前田建設工業を代表構成員とする「小林市健幸のまちづくり拠点施設整備共同企業体」で、契約金額は41億5900万円(予定価格41億5975万円)。金額はいずれも税抜。

 経年劣化が進む市民体育館やその周辺施設が抱える課題の解消に加え、市民のニーズ調査結果を踏まえ、体育館機能や健康づくり機能、子育て支援機能、避難所機能を備えた拠点施設を総合運動公園内に整備する計画。基本設計は内藤建築事務所が担当した。

 新施設の規模は、構造がRC造一部S造、階数が地上2階建、建築面積は約5374㎡、延床面積は約6170㎡。耐震安全性の分類は、構造体をⅡ類、建築非構造部材をA類、建築設備を乙類とする。1階にアリーナ等の体育館機能や子育て支援センター等の健康づくり・子育て支援機能を配置し、2階に観覧席やランニングコースを設ける。

 外構計画は、一般駐車場242台(思いやり駐車場8台含む)、臨時バス駐車場9台、公用車駐車場8台、職員駐車場44台、駐輪場20台程度、クロスカントリーコースなど。敷地面積は3万9062㎡。

 当該事業では、設計・施工一括発注方式を採用。事業者は、①新施設の設計に関する業務=実施設計業務(外構工事含む)、その他関連業務(各種手続き等)②新施設の施工に関する業務=新施設の施工業務(建築主体及び付帯工事)、その他関連業務③新施設の工事監理に関する業務=工事監理業務(建築主体及び付帯工事)―を行う。

 共同企業体の代表構成員は前田建設工業、その他の構成員は坂下組、坂口建設、内藤建築事務所、臣建築設計事務所。契約金額の内訳は、実施設計業務が1億1409万5700円、施工業務が40億0590万4300円、工事監理業務が3900万円。