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技術者事務効率化、内容修正し参加者募集 宮崎県

 宮崎県は、建設技術者事務効率化アドバイザー派遣事業の内容を一部修正し、参加企業を募集する。事務職員等を対象とした工事書類の作成研修を行い、建設技術者の書類業務の分業化やサポート人材の育成を支援する。利用は無料で、定員は20社程度。県内に本店を置く建設業許可業者を対象に、随時、募集を受け付ける。

 来年4月から建設業に適用される時間外労働の上限規制適用に備え、建設アドバイザー(1級土木施工管理技士)が、建設技術者の事務作業を支援する「サポート人材」を育成し、建設技術者の時間外労働時間の縮減を図る。

 研修では、メールやオンラインで書類分析シートを配布し、11月16日までに書類の洗い出しを実施。11月16日のキックオフ研修は、宮崎港及び中部港湾事務所で集合形式で開催し、工事現場の見学や受講する研修メニューの選定を行う。

 その後は、各種クラウドを使用したオンライン形式で▽11月29日=工事写真、工事管理台帳等の作成▽12月13日=出来形管理写真、出来形管理工程能力図、出来形管理図表、出来形管理総括表等の作成▽12月20日=品質記録台帳、品質管理工程能力図、品質管理写真、品質管理総括表等の作成―について学ぶ。

 来年1月~2月には、これ以外の移管希望の書類作成研修も行う。研修はすべて選択制で、学習したい書類のみの研修受講も可能。研修期間中の質疑は、専用のLINEアカウントで受け付ける。研修で利用するネットワークカメラやクラウドソフトの利用アカウントは無償で提供する。希望者は別途、ドローン測量研修も受講できる。

 事業の詳細は、専用サイト(https://dxtime.pro/)で確認できる。参加申し込みも専用サイトから受け付ける。問い合わせ先は、事業委託先の株式会社安藤商事(メールinfo@ando-shouji.co.jp)。

事業の案内