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高校生が電気設備の仕組み学ぶ 電業協会が現場見学会

       

▲写真は見学会の模様

 一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は11月21日、県立延岡工業高等学校の生徒を対象とした現場見学会を開催した。電気電子科の1年生40人が、延岡市の西階公園多目的屋内施設や日之影町の大日止昴小水力発電所を見学し、電気設備に関する知識や仕組みを学んだ。

 見学会は、電気設備工事の施工状況を見学するとともに、水力発電の基本原理や特徴などに関する知識を習得することで、電気工事業に対する理解を更に深め、将来の職業を選択する際の参考にしてもらおうと開催しているもの。

 開会式で牛島会長は、電気が生活に必要不可欠なインフラであることを強調。電気工事業に対する知識や理解、関心を深め、学んだことを今後の勉強に役立ててもらうとともに、社会インフラの担い手として、将来の職業選択の一つにしてもらうよう呼び掛けた。

 西階公園多目的屋内施設では、延岡市都市建設部建築住宅課設備係の中田辰則総括主任が施設の概要を説明。株式会社興電舎工事課の染谷亮氏が、電気設備工事の概要や進捗状況、図面の説明等を行った。説明後は2班に分かれて、担当者から説明を受けながら、屋内練習場や現場事務所、倉庫内の機器や電気設備を見学した。

 午後からは、日之影町の大日止昴小水力発電所で、大人発電農業協同組合の田中弘道代表理事が発電所建設の経緯を紹介。発電所と取水設備に移動して、水力発電の原理や設備について説明を受けた。見学会に参加した生徒は、「用水路や川の水で発電できることに感動した」「貴重な経験になった」などと話した。