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安全と健康は全てに優先、秋季安全衛生大会 旭建設

      

▲写真は挨拶する黒木社長、大会の模様

 旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は11月17日、日向市内で2023年度の「秋季労働安全衛生大会」を開催した。大会には、社員及び協力会社の職員が参加し、講話や安全教育を通じて、参加者は更なる安全意識の高揚を図った。

 大会は、川口正規常務の開会宣言で始まり、村川政文労働安全衛生部長が安全衛生方針の唱和を行った。

 挨拶で黒木社長は、「安全と健康は全てに優先する」ことの重要性や、今年度の安全標語に掲げる「妥協なき日々の指導に危険なし」の意義を強調。災害の未然防止に向けて、現場では相手のことを思いやり、感謝を伝えながら、勇気ある声掛けや行動を行ってもらうよう、参加者に呼び掛けた。

 事例発表では、土木部の児玉敏徳氏が、遠隔操作の無人バックホウにマシンガイダンス技術を融合させた「どこでもICT」について説明。外部タブレットにICTモニターを映し出し、無人のバックホウを遠隔操作する手法などを説明し、現場の安全性や施工性の向上に繋がったことを紹介した。

 また、同社が施工する13の現場の安全管理状況について、各担当者が現場の危険要因や重点項目、安全管理での手法といった安全対策等を報告した。

 健康づくりに関する出前講座では、全国健康保険協会宮崎支部の担当者が、「健診結果の見方と生活習慣病予防」をテーマに、健診と検診の違いやメタボリックシンドローム、健診結果の見方や生活習慣病の予防について説明を行った。

 安全教育では、重大な労働災害に係った人々のその後をテーマにしたDVDを視聴。村川労働安全衛生部長は、「今一度、気を引き締めて作業にあたって」と呼び掛けるとともに、「今大会を節目として、安全第一の精神を尊重して安全確保に努め、安心できる作業環境に邁進していく」と意気込みを語った。

 木下哲治専務は、日頃から安全管理に尽力している協力会社に感謝の意を示し、「大会で学んだことを現場に持ち帰り、レベルアップしてもらいたい。これからも無事故・無災害で頑張ろう」と総評した。最後に、土木部の有川将稔氏の発声に合わせて、参加者全員で「頑張ろう!」コールを行った。