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地元企業のものづくりを発信 みやざきテクノフェア開催

      

▲写真は会場の模様

 県内外の優れた技術や製品、学術研究機関の技術情報等を展示・紹介する県内工業の祭典「みやざきテクノフェア」(主催=一般社団法人宮崎県工業会)が、11月17日と18日の2日間、宮崎県体育館で開かれた。「ここから始まる!宮崎の未来と創造の技術」をテーマに、地元企業や関係団体がブースを出展し、各者の技術や製品をPRした。

 みやざきテクノフェアは、本県産業の活性化や技術の高度化を促進し、工業の振興を図るとともに、県産技術及び製品の利用促進、受発注拡大促進、工業に対する意識醸成の場として開催しているもの。今年は38の企業・団体等がブースを出展した。

 株式会社共立電照(宮崎市)は、近年重視されている防災の取り組みとして、ソーラー充電式LED街路灯や持ち運びできる折りたたみ式のバッテリー製品を展示し、子ども向けのLEDオブジェ製作体験を行った。清本鉄工株式会社(延岡市)は、発電設備等の用水中に含まれるゴミ等を除去する装置(ストレーナー)を展示した。

 F・Cグループの株式会社F・C(宮崎市)は、AIが映像解析で車両を識別し、通行量を管理・分析して、最適なタイミングで工事信号を切り替えるAI警備システムを紹介したほか、路面性状調査車「メジャーロードカー」を展示。九州電力株式会社は、水中や農薬散布など様々なシーンで活用できるドローンサービスを紹介した。

 南九州向洋電機株式会社(宮崎市)は、産業クラスのレーザーマーキングをコンパクトサイズで加工できるファイバーレーザーや、世界最小のCO2レーザーカッターを展示。九州北清株式会社と株式会社小林衛生公社(小林市)は、太陽光パネルのリサイクルや廃ガラスを活用して製造する無機系多孔質軽量発泡資材を紹介した。

 会場内には、今年度の宮崎中小企業大賞を受賞した各社のほか、都城工業高等専門学校、宮崎県立産業技術専門校、ポリテクセンター宮崎、公益財団法人宮崎県産業振興機構もブースを出展。同時開催の「工業教育フェア」では、県内工業高校等の生徒が日頃の学習の成果をパネル等で発表するとともに、体験コーナーを設置した。