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「塗装の日」に都工生が塗装体験学習 日塗装宮崎県支部

      

▲写真は体験学習の模様

 一般社団法人日本塗装工業会宮崎県支部(堂地隆一支部長)は11月16日、県立都城工業高等学校で2023年度「いいいろ塗装の日」の奉仕活動を行った。建設システム科の2年生約40人を対象に、塗装業界の現状や仕事の内容に関する講話を行ったほか、熟練技能士の指導のもと、経年劣化した校舎内部の塗装作業を生徒が体験した。

 日本塗装工業会では、毎年11月16日を「いいいろ塗装の日」と定め、各地で様々な活動を展開。宮崎県支部では県内を3地区に分け、各地区の会員が地域貢献活動に取り組んでいる。これらの活動が高く評価され、社会貢献活動への取り組みが顕著な企業や団体を表彰する宮崎県の社会貢献活動実践企業表彰を受賞している。

 宮崎県支部では、担い手不足や熟練技能者の高齢化など多くの課題を抱える専門工事業の現状を踏まえ、高校生を対象とした塗装体験学習を実施。実際に塗装作業を体験することで、塗装の仕事を身近に感じ、専門工事業に対する興味や関心を高めてもらう。

 開会挨拶で堂地支部長は、塗装が単に建築工事の一部というだけでなく、元請けとして橋梁等の大きな工事を扱うケースがあることや、作業に携わる塗装技能士だけでなく、施工管理を行う現場代理人や会社の営業職・事務職など、多くの人達が現場を支えていることを説明。「体験を通じて塗装の仕事や魅力を学んで」と呼び掛けた。

 出前講座では、宮崎県支部の普及委員長を務める嶋末武氏が、塗装に関する講話を実施。美観だけでなく、紫外線や風雨等から構造物を守る保全の役割も果たしていること、現場の条件や目的に応じて塗料を使い分けていることを説明し、現場の第一線で活躍する若年塗装技能士が仕事の魅力ややりがいについて語るVTRを鑑賞した。

 嶋末氏は、下地処理や養生、下塗り・中塗り・上塗りといった作業の流れのほか、宮崎県支部の会員が塗装工事に携わった球場や店舗、橋梁、下水処理場のタンクなどの構造物の写真を示し、様々な場所で塗装の技術が活躍していることを説明。ドローンや赤外線を使って、損傷のおそれがある箇所を確認する最新技術なども紹介した。

 体験学習では、県南地区の会員企業に所属する塗装技能士が指導役として参加し、経年劣化で色あせた建設システム科の実習棟と都工会館(OB会館)の塗り替えに挑戦した。生徒達は、熟練技能士から養生の手法や溜まりのない綺麗な塗り方を学び、刷毛やローラーを使って、自らの手で建物内部の壁や天井、窓枠を綺麗に塗り替えた。