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宮崎市に寄附金、学校トイレ洋式化も 江坂グループ

      

▲写真は贈呈式の模様

 宮崎市の江坂設備工業株式会社(鳥山貴生代表取締役)と建築資材卸売等の合資会社江坂商会(鳥山純代代表社員)は、宮崎市や宮崎市社会福祉協議会、日本赤十字社宮崎市地区に寄附金等を贈呈した。両社の代表が11月13日に宮崎市役所を訪ね、清山知憲市長らに目録を贈呈。清山市長からは、寄附に対する感謝状が贈られた。

 市民活動の振興や文化芸術の振興、福祉の向上に役立ててもらおうと、江坂グループは定期的に関係機関に対する寄附を実施。さらに、江坂設備工業は、2019年の創業50周年を記念して、市内小学校のトイレを洋式化する「スマイルトイレプロジェクト」に取り組んでおり、これまでに22校のトイレを無償で洋式化している。

 今回は、宮崎市の▽市民活動支援基金▽文化芸術振興基金▽子どもの未来応援基金―に加え、宮崎市社会福祉協議会と日本赤十字社宮崎市地区に総額103万円を寄附したほか、江坂設備工業が小学校2校のトイレ洋式化等改修工事(約176万円)を行った。

 13日に行われた贈呈式では、江坂設備工業の鳥山代表取締役と江坂商会の鳥山代表社員が、寄附金及びスマイルプロジェクトの目録を清山市長に贈呈。これに対して清山市長は、各種基金の趣旨に深い理解を示し、多額の寄付を行ったことや、小学校の洋式トイレの普及に対する貢献を称え、両社に感謝状を贈った。

 挨拶で清山市長は、長年にわたる寄附に感謝し、基金の目的に沿って活用していく考えを示した。トイレの洋式化については、市内学校施設の洋式化率が50%に満たないことを踏まえ、「こうした支援をいただけることで、子ども達が安心してトイレに行き、学習に集中できるといった学校教育の環境改善に繋がる」と期待を込めた。

 江坂設備工業の鳥山社長は、同社の社員や協力会社のおかげで社会貢献活動を継続できていることを踏まえ、「こうした恩恵を社員及び協力会社に還元し、地域にも貢献していきたい」と語った。江坂商会の鳥山代表社員は、「創業者である祖父の代からの精神を受け継ぎ、その時々のニーズに沿った支援を継続していきたい」と述べた。