宮崎県は、建設技術者事務効率化アドバイザー派遣事業の参加企業を募集する。建設技術者の時間外労働を縮減するため、建設技術者の書類業務の総務部門への分業化やＩＴツールの活用、サポート人材の育成等を行う取り組みを支援する。利用は無料。県内に本店を置く建設業許可業者を対象に随時、募集を受け付ける。
同事業では、事務職員等を対象とした工事書類作成研修（１１月～２０２４年１月に１０日間）として、クラウドなどを使用した工事書類の作成研修を行うほか、書類業務の移管に向けた支援を実施。前述の受講者が所属する建設業者を対象に、オンラインで書類作成業務に関するアドバイスを行う。募集は２０社程度。
このうち希望する４社を対象に、事務職員等を対象としたＩＣＴ測量講習（４日間）を実施。測量講習、点群処理方法、設計データ３Ｄ作成、横断図・土量の作成に関する座学講習を行い、写真測量の基礎から３次元データの活用までを学ぶ。
事業の詳細は、専用サイト（https://dxtime.pro/）で確認できる。参加申し込みも専用サイトから受け付ける。
県ではこのほか、当該事業の一環として、技術者の業務や建設現場に関する理解を深め、建設技術者の書類作成業務をサポートする人材を育成するための「建設現場サポートセミナー」を１１月２４日に建設技術センター３階大教室で開催する。時間は１３時３０分から。参加は無料。定員は４０人程度。
内容（予定）は、「モバイル端末による３次元測量ソリューション講習」「３次元データ共有講習」「ＬＩＮＥやオンライン会議による共有化」。受講対象者は、県内に本店を置く建設業許可業者の事務職員等。前述の専用サイトから申し込みを受け付ける。
問い合わせ先は、事業委託先の株式会社安藤商事（電話０９８５－６２－１５０４、メールinfo@ando-shouji.co.jp）。