宮崎県は９月２９日、条件付一般競争で「学園木花台本郷北方線山下工区（仮称）山下橋下部工工事（Ｐ１）」「同（Ｐ２）」「同（Ｐ３）」の入札を執行。その結果、Ｐ１は大和開発が１億４４９１万４０００円、Ｐ２は岡崎組が２億９７６０万８０００、Ｐ３は志多組が３億１４８５万２７００円でそれぞれ落札した。金額は税抜。
宮崎市熊野に架設する山下橋のＰ１～Ｐ３橋脚をそれぞれ施工する。工期は、Ｐ１が２８０日間、Ｐ２が６２０日間、Ｐ３が５３０日間。
Ｐ１の工事概要は、▽Ｐ１橋脚（Ｈ＝５．２ｍ）、場所打杭基礎（φ２０００）Ｌ＝１４．５ｍ×９本。Ｐ２の工事概要は、▽Ｐ２橋脚（Ｈ＝１１．８ｍ）、場所打杭基礎（φ２０００）Ｌ＝１１ｍ×１２本。Ｐ３の工事概要は、▽Ｐ３橋脚（Ｈ＝１１．９ｍ）、場所打杭基礎（φ２０００）Ｌ＝１６．５ｍ ×１２本。
各工事の予定価格と調査基準価格（失格基準価格）は、Ｐ１が１億５７４４万９０００円と１億４４８９万４７６７円（１億３６９８万０６３０円）、Ｐ２が３億２３３４万７０００円と２億９７５６万１８６０円（２億８１３１万１８９０円）、Ｐ３が３億４２１９万４０００円と３億１４８５万０８０１円（２億９７７０万８７８０円）。
学園木花台本郷北方線は、宮崎学園都市の中心部を起点とし、国道２２０号南バイパスとを結ぶ延長約４・５㎞の路線。清武川を跨ぐ山下工区が唯一の未整備区間となっており、当該工区を整備することで、市内中心部へのアクセス強化や防災力の向上、都市近郊における円滑な移動の支援、交通拠点へのアクセス性の向上を図る。
新たに架設する山下橋（仮称）は、橋長３９７ｍ、全幅員１４．８ｍ（有効幅員１４ｍ）のＰＣ５径間連続箱桁橋。架設工法は、片持架設工法（片持架設用移動作業車架設）＋固定式支保工架設工法を計画する。下部工は、逆Ｔ式橋台２基と小判型壁式橋脚４基で、基礎工形式はＡ１が直接基礎、橋脚及びＡ２が場所打ち杭基礎。