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災害現場等に活用、ドローン中継の実証実験 FOF

      

▲写真はドローン撮影を行った河川敷、FOF本社会議室、構造物の状況を確認

 建設業向けICT技術サービスや橋梁点検等を手掛ける株式会社FOF(児玉玲子代表取締役、本社=宮崎市)は、災害現場に於ける危険箇所や被災状況の確認を想定したドローンによるリアルタイム中継の実証実験を行った。災害現場等の遠隔地でも、ドローンによる映像をリアルタイムで中継し、状況を把握できることを確認した。

 実証実験では、FOF本社と20㎞ほど離れた河川敷をインターネット回線で接続。テレビ会議システムを利用して、本社から河川敷にある構造物へ近づくようマイクで指示を行い、ドローンからのリアルタイムの映像を本社に中継した。送られた映像を基に、構造物の位置や形状をリアルタイムで把握することができたという。

 構造物の図面等の資料を共有することも可能。テレビ会議の様子を録画することもできるため、後から再度検証することもできる。災害現場だけでなく、施工中の現場確認など、様々な建設現場での活用も期待できるという。問い合わせ先は同社(〒880-0832宮崎市稗原町63-1、電話0985-77-6400)。