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三井住友JVが43億余で落札 童里トンネル新設工事

 国土交通省九州地方整備局は1月6日、一般競争入札(WTO対象)で「宮崎218号童里トンネル新設工事」の入札を執行し、三井住友建設・大淀開発JVが43億6799万円で落札した。九州中央自動車道の一部を形成する五ヶ瀬高千穂道路に於いて、童里(わらべのさと)トンネルの本体工事や坑門工等を施工する。

 五ヶ瀬高千穂道路の計画延長は、五ヶ瀬東ICを起点、高千穂IC(いずれも仮称)を終点とする9.2㎞(幅員12m)。主要構造物として、橋梁10箇所やトンネル6箇所、IC2箇所を整備する。全体事業費は約559億円。2018年度に事業に着手し、測量や各種調査、設計等を進め、昨年3月に現地で着工式を行った。

 今回公告した童里トンネルの延長は491mで、内空断面は136m2。構造形式はNATMで、掘削工法は発破掘削とする。工事場所は高千穂町押方地先、工期は2025年3月31日まで。使用する主要な資機材は、コンクリート約1万7000m3。

 入札は総合評価落札方式(技術提案評価型・S型)で行い、賃上げ実施企業に対する加点措置、段階的選抜方式、施工パッケージ型積算方式、総価契約単価合意方式、快適トイレの設置、BIM/CIM活用工事(発注者指定型)、週休2日、建設キャリアアップシステム義務化モデル、生産性向上チャレンジ、遠隔臨場等の対象とした。