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10月22日から講習会スタート ひむかヘリテージ機構

 一般社団法人宮崎県建築士会とひむかヘリテージ機構は、10月22日から2022年度の講習会をスタートする。22年度の講習会では、文化庁の担当者を講師に招き、国登録有形文化財の登録資料の作成方法などを学ぶほか、音響の専門家を講師に招き、歴史的建造物に於ける音響改善の手法などについて学ぶ。聴講は無料。

 ひむかヘリテージ機構では、古民家の保存・活用や地域防災、世界遺産など幅広いテーマのスキルアップ講演会を開催。文化財の登録資料作成や歴史的建造物に関する相談に応じるなど、ヘリテージマネージャーや自治体の文化財関係者、まちづくりに携わる者と連携し、誇りの持てる地域づくりに貢献するための活動を展開している。

 今年度の第1回講習会は、10月22日に高鍋町の旧黒木清五郎邸で開催。「国登録有形文化財の登録資料を作成できるようになろう」をテーマに掲げ、登録資料の所見の書き方や必要資料、写真の撮り方などを学ぶ。第3回講習会までに、旧黒木清五郎邸や旧樂天堂醫院(五ヶ瀬町)について実際に資料を作成してもらう。

 11月19日に旧宮崎農工銀行(宮崎県庁5号館)で開催する第2回講習会では、歴史的建造物の音響コントロールをテーマに掲げ、国登録有形文化財である旧宮崎農工銀行の会場を使用して、音響改善の方法などを学び、今後の活用を考える。講師は、日本音響エンジニアリング株式会社企画部研究開発室の大山宏氏が務める。

 23年1月28日に宮崎県企業局県電ホールで開催する第3回講習会では、第1回講習会を踏まえて作成・提出した資料について、意見交換やブラッシュアップを行う。資料を提出していない者も参加できるが、提出者や第1回講習会の受講者を優先する。

 定員は各回ともに40人。受講希望者は、FAXやメールで申し込む。講習会の詳細は、宮崎県建築士会のホームページで確認できる。問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県建築士会事務局(電話0985-27-3425、FAX0985-27-3698)、ひむかヘリテージ機構(メールinfo.hho.2018@gmail.com)。

講習会の開催案内