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潮見小で奉仕活動、建機試乗体験も 宮崎地区建協青年部

      

▲写真は活動の模様

 宮崎地区建設業協会青年部(金丸誠悟部長)は9月16日、宮崎市立潮見小学校で2022年度の奉仕活動を行った。活動には青年部のメンバー約30人が参加。互いに協力しながら、側溝内の堆積土砂の撤去や敷地の整地、危険箇所の解消等に汗を流した。

 地域の環境改善や地域貢献活動に積極的に取り組んでいる青年部では、地元住民や子ども達に建設業を身近に感じてもらう「ふれあいの場」として、01年から宮崎市内の学校施設を対象とした奉仕活動を展開。活動は今年で22年目を迎える。

 作業に先立ち行われた校内放送で金丸部長は、建設業が災害等から地域の安全・安心を守る地域インフラの町医者であることを説明。地域にとって重要な役割を果たしている建設業に対して興味や関心を持ってもらうよう、子ども達に呼び掛けた。

 早朝から行われた作業では、グラウンド周囲の側溝内に堆積した土砂の撤去を実施。建機とマンパワーで側溝の蓋を取り外し、堆積した土砂をすくい上げて、トラックに積み込んだ。撤去した土砂の一部は、敷地内の凹凸をなくすための整地に活用した。

 学校側の要望に応じて、危険箇所を解消するための作業も行った。樹木の成長に伴い、根の部分が樹木を囲っていたレンガを地面ごと押し上げ、地面との間に空洞が生じたり、レンガが傾いたりしていたため、レンガを撤去するなどして、これを解消した。

 グラウンド内では、同校の生徒を対象とした建設機械の試乗体験会も開催。青年部員の誘導と指導のもと、生徒達が高所作業車やバックホウに乗り込み、高所からの眺めを楽しみながら友達に手を振ったり、建機の操縦に大きな歓声をあげたりしていた。

 金丸部長は、毎年行っている奉仕活動が「建設業を育てていただいている地域への恩返し」であることを強調。その上で「地道な活動を積み重ね、地域に信頼される建設業を目指すとともに、建設業の地位向上に努めていきたい」と意気込みを語った。

 作業を見学した学校関係者は、「校内の整備や建機の試乗、校内放送を通じて、子ども達が建設業の仕事を学ぶ良い機会を提供していただいた。とてもありがたい」と話した。