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新庁舎設計業務、久米・岩切JVと契約 宮崎市消防局

 公募型プロポーザル方式で「宮崎市消防局・北消防署新庁舎基本・実施設計業務委託」の事業者選定を進めていた宮崎市消防局は、委託候補者に特定していた久米・岩切特定委託業務共同企業体と当該業務の随意契約を締結した。契約金額は2億0900万円。予定価格は2億0906万5983円だった。金額はいずれも税抜。

 施設構成は、機能別に大きく分けて消防庁舎棟、訓練施設、車両車庫、駐車場、駐輪場、その他付帯施設を想定。このうち、消防局や北消防署、指令センター、防災センターなどが入居する消防庁舎棟の規模は、3~4階建で延床面積6000m2程度で、屋外施設(車庫・訓練棟)を含めた施設規模は合計7000m2程度を見込む。

 建設場所は霧島5丁目の消防局管理地。新庁舎には、各種諸室や指令センター、仮眠・休憩室、車庫、倉庫、資機材保管・消毒室といった従来機能に加え、消防局に講堂やヘリポート、指令センターに災害対策室や洗面・浴室、防災センターに研修室や体験型施設、北消防署に自家用給油取扱所や訓練棟、トレーニング室を新設する。

 免震構造を採用した場合の庁舎建築工事費は概算で約44億円。既存建物の解体工事(約1・5億円)や外構工事(約4億円)を合計したイニシャルコストを約62億円と試算する。当該業務では、新庁舎整備に関する基本設計・実施設計業務一式を行う。業務の履行期間は、契約締結日の翌日から2023年12月28日まで。

 今後の事業スケジュールは、22年8月~23年12月に基本・実施設計、24年4月~26年3月に建設工事(外構工事含む)を行い、26年4月の供用開始を目指す。現庁舎の解体は26年4月以降を予定する。