宮崎県は、2022年度「美しい宮崎づくり知事表彰」の受賞団体を決定した。大賞には、延岡市で河津桜の植樹や花々の植栽等に取り組む「NPO法人コノハナロード延岡市民応援隊」を選定。このほか、特別賞や奨励賞、3つの部門賞の受賞団体を決定した。10月24日に行う「美しい宮崎づくり」のつどいで表彰する。
17年4月施行の美しい宮崎づくり推進条例に基づき、美しい宮崎づくりに貢献する個人や団体を表彰するもの。顕著な功績を称える大賞、景観の形成や向上への貢献を表彰する奨励賞、長年にわたる功績を表彰する特別賞のほか、▽水と緑の景観賞▽まちなみ景観賞▽未来につなぐ景観賞―の各部門賞の受賞者を決定した。
22年度の大賞に選ばれたコノハナロード延岡市民応援隊は、河津桜の植樹や四季折々の花々の植栽を行うことで、市民や観光客の憩いの場である「コノハナロード」を形成。また、清掃活動やお茶会、キャンドル事業も手掛け、市内中学校を環境教育の場として活用するなど、幅広い分野で延岡市の活性化に貢献している。
特別賞は、全国的に貴重とされているおこびらつつじを地元で守り育てている「おこびらつつじ保存会」(えびの市)が受賞。奨励賞は、空き家活用やDIYワークショップ、地域再生等に連携して取り組んでいる▽都城工業高等専門学校建築学科▽NPO法人手仕事舎そうあい▽庄内地区まちづくり協議会―が受賞した。
部門賞のうち水と緑の景観賞は、小松川の清掃に取り組む小松川見守り隊(宮崎市)と、田んぼアートに取り組む中川登集落協定(高千穂町)が受賞。観光地や歩道の清掃に取り組む高千穂高校(高千穂町)がまちなみ景観賞を、雑木の伐採等に取り組む金ヶ浜壮年会と平岩まちづくり協議会(日向市)が未来につなぐ景観賞を受賞した。