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本県代表で長野氏と岩切氏が出場 全国溶接技術競技会

 一般社団法人宮崎県溶接協会は、9月25日に青森県で開かれる2022年度「第67回全国溶接技術競技会」に、本県代表として長野秀樹氏(有限会社山田工業)と岩切奨吾氏(ブンリ工業株式会社)が出場すると発表した。長野氏はアーク溶接の部、岩切氏は半自動溶接の部にそれぞれ出場し、優勝を目指して各地の代表と技術を競う。

 全国溶接技術競技会は、1951年に日本溶接協会が中小企業庁に協力する形で初めて開催。関連団体の協力の下、翌年からは日本溶接協会が独自に実施している。競技会を通じて、あらゆる工業分野に多大な貢献をしている溶接技能の更なる振興・向上を図るとともに、広く一般に向けて溶接技術の重要性などを啓発する。

 本県の代表選出は、昨年11月に行われた宮崎県溶接技術競技会と、今年5月に福岡県で行われた九州・沖縄地区溶接技術競技会の基礎課題の得点を総合して決定した。岩切氏は、全国大会は初出場となる。大会後、審査委員会が外観審査や放射線透過試験、曲げ審査などを行い、23年1月に両部門の入賞者を発表する予定。

 なお、コロナ禍のため今年4月に開催が延期された21年度「第66回全国溶接技術競技会」(三重県)には、本県代表として、アーク溶接の部に小野毅氏(株式会社池上鉄工所)、半自動溶接の部に藤本啓志氏(サノヤス・エンジニアリング株式会社)がそれぞれ出場。アーク溶接の部に出場した小野氏が優秀賞を獲得している。