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8月に県北・県南の2会場で開催 水辺の工法研究会

 宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会は、8月30日に県北会場(日向市)、31日に県南会場(宮崎市)で2022年度第2回研修会を開催する。8月15日まで受講申し込みを受け付けるが、定員を超える申し込みがあった場合は、先着順で受講人数を制限する。

 研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。

 今回の研修では、宮崎野生動物研究会の中村豊副理事長が「河川に関りを持って生息する野鳥の生態」をテーマに講演。川づくりの設計と土木施工の技術向上のため、県内で記録のある野鳥が、餌場や子育て等で河川を利用する形態や時期等を紹介する。

 また、名古屋工業大学の萱場祐一教授は、「中小河川における多自然川づくり~流域を視野に入れて治水と環境の調和を図る~」をテーマに、流域治水の時代において、治水と環境の調和を図る多自然川づくりを一歩進めるためのポイントを紹介する。

 開催日程と定員は、県北会場が8月30日に日向市中央公民館ホール(定員230人)、県南会場が8月31日に宮崎市清武文化会館半九ホール(定員400人)。時間はいずれも13時から17時まで。税込の受講料は一人あたり3200円。

 受講希望者は、大淀川流域ネットワークのホームページからダウンロードできる申込書に必要事項を記入し、8月15日までに電子メールで送付するとともに、受講料金を指定口座に振り込む。入金確認後、受講申込受付証を電子メールで返送する。申込書提出後に業務の都合等で受講できなくなった場合は、受講者の変更を認める。

 研修会は、宮崎県の総合評価落札方式で評価項目に設定されているほか、一般社団法人全国土木施工管理技士連合会のCPDS認定講習、一般社団法人建設コンサルタンツ協会のCPD認定プログラムとして申請する。また、新型コロナウイルス感染症拡大防止を考慮して、オンライン研修会に変更する場合がある。

 研修会の詳細はホームページ(https://www.oyodo-river.org/)で確認できる。問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、〒880-0013宮崎市松橋1丁目36小松排水機場内、電話0985-78-2655、メールmizube@oyodo-river.org)。