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日本工営都市空間が落札 まちなか再生可能性調査

 宮崎市は8月23日、指名競争で「まちなか再生検討地区(橘通西2)可能性調査業務委託」の入札を執行し、日本工営都市空間が289万3000円で落札した。橘通西2丁目の青空ショッピングセンター地区を対象に、新たな視点で再整備の可能性を調査する。業務の履行期間は2023年3月10日まで。

 当該業務では、業務の背景や目的を整理し、市の都市計画マスタープランや立地適正化計画、まちなか活性化推進計画等の上位計画のほか、業務地区及び周辺を含む課題を踏まえ、民間の視点から業務地区にふさわしい土地の利活用について提案・検討を行う。

 また、改正民法や不動産登記法等による所在不明者や未相続の土地・建物の権利関係の整理の手法を明らかにする。土地・建物の所有形態ごとに、適用できる民法等改正法について具体案を検討するとともに、概算費用を含む所有者等への説明資料の作成を行う。

 第三者や市が土地・建物を取得する場合の比較検討のほか、市街地整備等の各種手法の比較検討を行い、業務地区での可能性を検討・整理する。民間事業者の参入可能性調査としてヒアリングを行い、整備手法の今後の詳細な検討に向けた課題を整理する。

 入札の指名業者は、日本工営都市空間、パシフィックコンサルタンツ、アジア航測、ウエスコ、パスコ、久米設計の6社。予定価格は361万5000円、最低制限価格は284万4643円だった。金額はいずれも税抜。