▲写真は見学会の模様
都城工業高等専門学校(和田清校長)は7月22日、建築学科1年生を対象とした現場見学会を都城市内で開催した。参加した41人の生徒や教師が、市内で施工中の建築工事の現場等を見て回り、建設業に対する理解と見識を深めた。
現場見学会は、生徒の卒業後の進路をより明確にすることを目的に開催したもの。都北産業株式会社(堀之内秀樹代表取締役)が協力し、同社が施工するRC造のマンション建設現場と山之口運動公園の陸上競技場建設工事の現場で行われた。
マンション建設工事の現場では、現場代理人が施設の規模や工事の流れ、進捗状況、建造物を建設するにあたって必要な資材や機材等について説明。その後、生徒達は施工中の建物内部を見て回り、引率した担当者の説明に熱心に聞き入った。
都北産業の辻辰朗係長は、「学校の仲間と見学したことが大きな思い出となり、それが業界に興味を持つきっかけになると考えている。見学会などの地道な草の根活動を継続することで、入職者不足の解消に繋げていければ」と述べた。
参加した生徒の一人は、自身が抱いていた建設業のイメージと実際の現場の差を鑑み、「自分が考えていたよりもずっとクリエイティブな仕事だと感じた。将来の職業の候補として考えてみたい」と話した。