宮崎県は6月29日、県庁で2022年度「地域環境保全功労者等表彰式」を開催した。環境保全や環境美化、循環型社会形成推進等に特に顕著な功績のあった個人1人のほか、小学生を対象とした自然体験学習などに取り組んでいる本郷まちづくり推進委員会などの4団体に対して、河野俊嗣知事が表彰状を手渡した。
環境保全や環境美化等に対する県民の関心と理解を深めるため、①地域環境保全功労者②地域環境美化功労者③循環型社会形成推進功労者④一般廃棄物関係事業功労者⑤産業廃棄物関係事業功労者⑥浄化槽関係事業功労者⑦廃棄物・浄化槽研究開発功労者―のいずれかで顕著な功績があり、県民の模範として推奨できる者を表彰する。
今年度の表彰は、小林市内で多数の湧水地を発見し、湧水地の保全等に努めている清水洋一氏(小林市)が個人の部で受賞。団体の部は、▽宮崎市立清武幼稚園(宮崎市)▽三股町広域協定蓼池緑保全会(三股町)▽日南市高齢者クラブ連合会酒谷地区分会(日南市)▽本郷まちづくり推進委員会(宮崎市)―の4団体が受賞した。
三股町広域協定蓼池緑保全会は、地区内を流れる農地保全水路沿いに芝桜を植栽し、地域内の様々な団体と協力し、地域ぐるみで維持管理を行っている。日南市高齢者クラブ連合会酒谷地区分会は、ふるさと林道の沿道にアジサイや桜等を植栽し、地元自治会等と維持管理を行うなど、地域全体で緑化・美化活動に取り組んでいる。
本郷まちづくり推進委員会は、小学生を対象とした自然体験学習や児童館での緑のカーテン事業など様々な活動を通じて、地域ぐるみで環境保全に係る普及啓発に取り組んでいる。また、ホタルを飛ばそう事業や花いっぱい事業など多様な事業を展開し、地域住民の交流の場となるなど、地域活性化にも貢献している。