総務省消防庁は、2022年度の「安全功労者・消防功労者総務大臣表彰」の受賞者を発表した。安全功労者表彰に個人16人や12団体、消防功労者に消防団員2人と女性(婦人)防火クラブ員5人を選定。安全功労者表彰の団体の部では、一般財団法人宮崎県消防設備協会が受賞した。22日に東京都内で表彰式を行った。
安全功労者表彰は、安全思想の普及徹底や安全水準の向上のため、各種安全運動や安全のための研究・教育、災害発生の防止や被害軽減に尽力した消防団員以外の個人・団体を表彰するもの。消防功労者表彰は、郷土愛護の精神に基づき、消防活動や火災予防思想の普及等に献身的に尽力している消防団員や女性防火クラブ員を表彰する。
安全功労者表彰を受賞した宮崎県消防設備協会(坂元耕三理事長)は、火災による県民の生命身体の安全確保及び財産の被害軽減を図り、公共の福祉の増進に寄与することを目的に、消防用設備等の設置及び維持管理の適正化や、消防用設備等関連業務に携わる消防設備士及び消防設備点検資格者等の資質の向上等の育成指導、防火対象物関係者への啓発、火災予防思想の普及・啓発、各種防災活動への参加等の各種事業を展開してきた。
これらの事業を通じ、県内のデパートや旅館・ホテル、病院、工場、事業所ビル等の防火対象物及び一般住宅の防火安全の徹底と、地域住民に対する防火防災意識の高揚に多大な貢献をしていることが高く評価された。
九州管内ではこのほか、安全功労者表彰の個人の部に小宮浩義氏(福岡県・みやま市防災協会副会長)と濱田千鶴子氏(鹿児島県・鹿児島県女性防火クラブ連絡協議会副会長)、同じく団体の部に▽大川市女性防火クラブ(福岡県)▽医療法人起生会表参道吉田病院・介護老人保健施設なでしこ(熊本県)▽株式会社えがお(熊本県)―の3団体を選定。
また、消防功労者表彰には、吉田利行氏(長崎県・新上五島町消防団団長)と池田穗波氏(福岡県女性防火クラブ連絡協議会副会長)を選んだ。