建設ネット企画画像 四角 四角

福島小長寿命化改良、来年度から2箇年で工事 串間市

 串間市は、経年に伴い施設の老朽化が進む市立福島小学校(西方4148)の長寿命化に今年度から本格着手する。市は今年5月に指名競争で「福島小学校長寿命化改修基本実施設計業務委託」の入札を執行し、岩切設計が落札した。計画では、今年度に整備に係る設計業務を完了させ、2023~24年度の2箇年で工事を行う。

 長寿命化の対象となるのは、1958年以降に建設された校舎3棟のほか、視聴覚室等が入る特別教室校舎や屋外トイレ3箇所など。プールや体育館は対象外とする。校舎に関しては、既に耐震改修を実施済であることや、建て替えた場合に多額の費用が必要となることから、既存校舎を活かした外壁や内部の改修をメインとする。

 事業に着手するにあたり、市は5月20日に「福島小学校長寿命化改修基本実施設計業務委託」の入札を、岩切設計、那須設計、宮崎設計、森本設計、共立設計、コラム設計、ごとう計画・設計、益田設計事務所の指名8社で執行。その結果、岩切設計が6750万円(予定価格6810万2727円)で落札した。

 設計業務の委託期間は23年2月末まで。計画が順調に進めば、今年度に長寿命化に係る設計内容をまとめ、23年度から24年度の2箇年で長寿命化工事を行う予定でいる。工事発注に際しての工区分けや年次的なスケジュールに関しては、今後の設計業務の進捗に合わせて、庁内で検討を行うなどして概要をまとめる。