▲写真は挨拶する木村会長、大会の模様
高鍋地区建設業協会(木村尚人会長)は7月20日、高鍋町内で2022年度の「建設業安全衛生推進大会」と「高鍋地区交通安全推進大会」を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、会員企業の技術者らが参加。安全講話や安全宣言を通じて、無事故・無災害の達成や交通事故の撲滅に邁進することを固く誓った。
挨拶で木村会長は、建設業が持続的かつ安定的に発展するために、安全かつ安心して働ける環境が重要であると指摘。現場での声かけ運動や綿密な現場点検に取り組むとともに、安全と健康に留意した対策の実行を呼び掛け、「今大会が明るく安全な作業環境の構築や安全意識の向上、労働災害ゼロの達成に繋がれば」と期待を込めた。
来賓として招かれた宮崎労働基準監督署の菊地良英署長は、「熱中症対策にも配慮した労働災害防止に積極的に取り組んで欲しい」と挨拶。安全講話では、宮崎県労働基準監督署安全衛生課の外村哲史課長が、建設業における労働災害の発生状況や具体的な事故事例について解説し、災害の発生要因や再発防止対策等を示した。
大会宣言では、青年部の小田洋史部長が「『安全は急がず焦らず怠らず』を合い言葉に、従業員相互が職場の安全管理活動を行い、安全水準の向上を図り、企業の発展と労働災害の絶滅に努力する」と、宣言文を力強く読み上げた。
休憩を挟んで行われた「高鍋地区交通安全推進大会」では、木村会長が「わき見や安全不確認等による漫然運転や高齢者による事故が後を絶たず、交通情勢は依然として厳しい状況にある」と指摘。「思いやり運転の徹底、漫然運転や飲酒運転の根絶に注力し、交通事故災害ゼロを目標に努力していかなければならない」と訴えた。
交通安全講話では高鍋警察署交通課の江口怜史企画安全係長が、管内での交通事故の事例や発生状況について説明を行ったのち、公道での自動車運転を想定した危険予測トレーニングを実演。運転時に事故が起こりやすいポイントなどを解説した。
交通安全宣言では、青年部の横田晋作副部長が「漫然運転を追放し、交通事故のない『安全・安心なまちづくり』を目指す」と、宣言文を力強く読み上げた。