▲写真は作業の模様
東諸地区建設業協会青年部(藤元勇貴部長)は7月15日、管内の学校施設を対象とした2022年度の奉仕作業を実施した。建設業に於ける地域貢献活動の一環として、青年部が毎年実施しているもの。早朝から青年部員が集合し、本庄中学校の通路の敷砂利の整備や、八代小学校の樹木伐採等に汗を流した。
出発式で藤元部長は、「天候が悪い中での作業になるが、怪我がないよう安全に十分注意して作業に取り組んで」と挨拶。東諸地区建設業協会の中馬洋一副会長は、「奉仕作業は地域に貢献する大事な取り組み。精一杯頑張ってもらいたい」と呼び掛けた。
宮崎県高岡土木事務所の永友教治所長は、奉仕活動を通じて、地元に建設業の役割をPRし、子供たちが興味を持つきっかけになることに期待を込めた。
参加した部員は、二手に分かれて各校に移動。八代小学校では、落ちた枯れ枝やつつじの撤去、敷地内の清掃、景観を阻害していた樹木の伐採等を実施。手際よく作業を進め、終了後には見違えるように綺麗になっていた。
本庄中学校では、不陸のあった中庭通路等の敷き砂利を補修。人力での敷き均しや重機を使用した転圧を丁寧に行い、作業後には平坦で通行しやすい通路に整備された。同校の川越康孝校長は「水たまりに困っていたが、重機を使用した補修は私達ではできない。生徒や来校者の喜ぶ顔が目に浮かぶ。とてもありがたい」と話した。
青年部の藤元部長は、「インフラ整備以外にも地域貢献活動や災害支援を行っていることを子供たちに知ってもらい、建設業を次世代に繋げていくきっかけになれば」と期待を込めた。また、「ICTの導入や週休二日といった働きやすい環境づくりの取り組みを発信することで、担い手の確保に繋げていきたい」と意気込みを語った。