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劣化構造物の長寿命化など検討 宮崎県コンクリ診断士会

           

▲写真は挨拶する中澤会長、総会の模様

 宮崎県コンクリート診断士会(中澤隆雄会長)は7月14日、宮崎市内で2022年度「第10回通常総会」を開催した。会議では、手指の消毒やマスクの着用など、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底。21年度事業報告及び収支決算、22年度事業計画案及び収支予算案について審議を行い、これらを原案どおり承認した。

 挨拶で中澤会長は、コロナ禍で思うように活動が展開できなかった昨年度を振り返りつつ、今回が第10回の節目の総会であることを説明。県内に於いても構造物の劣化等が進み、これまでに見られなかった現象が発生していることを踏まえ、会の活動として長寿命化を含めた構造物の検討などに取り組んでいく考えを示した。

 中澤会長を議長に選出して行われた議案審議では、21年度の事業経過として、昨年11月に一般社団法人日本コンクリート診断士会が主催する年次発表会(保有技術・業務体験発表会)を本県で開催したことを報告。また、勉強会を2回開催し、3次元の点群処理をクラウド上で行えるサービス等について学んだことを説明した。

 一方、22年度の事業計画では、コンクリート診断士試験の受験対策勉強会(開催済)に加え、i-Constructionや補修に関連した技術講習会の開催を計画。宮崎県と締結している「道路施設の点検・診断等の支援に関する協定」に基づき、市町村の簡易な構造物を対象とした点検ボランティアを行うことを確認した。