宮崎県は、2021年度時点に於ける再生可能エネルギーの導入状況を公表した。19年度に策定した「再生可能エネルギー等導入推進計画」で設定した22年度の目標値(導入見込量)に対する達成率は、発電が269万6755㌔㍗で達成率110.0%、熱利用が5万5250㌔㍑で達成率74.7%となった。
景観や自然環境など地域との共生を図りながら、再生可能エネルギーの導入を推進するため、県は19年6月、太陽光発電やバイオマス関連発電、小水力・水力発電、風力発電、地熱発電等を対象に「再生可能エネルギー等導入推進計画」を策定。その中で、計画最終年度にあたる22年度の導入見込量を定めている。
このうち、22年度の導入見込量を121万2700㌔㍗と設定した太陽光発電は、21年度時点の導入量が151万3692㌔㍗となり、達成率は124.8%となった。同じく導入見込量を2万2600㌔㍑と設定した太陽熱利用は、調査方法が変更になったこともあり、導入量は6712㌔㍑(達成率29.7%)にとどまった。
一方で、バイオマス関連の22年度の導入見込量と21年度時点の導入量(達成率)は、バイオマス発電が11万2400㌔㍗に対して9万1941㌔㍗(81.8%)、バイオマス熱利用が3万9900㌔㍑に対して3万8276㌔㍑(95.9%)、バイオマス燃料製造が1万1400㌔㍑に対して1万0185㌔㍑(89.3%)だった。
同様に、小水力発電は1万㌔㍗に対して8132㌔㍗(81.3%)、水力発電は100万1600㌔㍗に対して100万2190㌔㍗(100.1%)、風力発電は11万2800㌔㍗に対して8万0800㌔㍗(71.6%)、温度差熱利用は100㌔㍑に対して77㌔㍑(77.0%)だった。見込量を2000㌔㍗としている地熱発電は該当なし。