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労働災害ゼロへ安全教育など推進 高千穂地区建設業協会

      

▲写真は挨拶する工藤会長、大会、表彰式の模様

 高千穂地区建設業協会(工藤勝利会長)は7月7日、高千穂建設会館で2022年度の「労働交通安全推進大会」を開催した。昨年同様、参加者を1事業所1人に限定するなど、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底。参加者は、安全講話や安全宣言を通じて、労働災害及び交通災害を撲滅することを誓った。

 挨拶で工藤会長は、県内に於ける労働災害や交通事故の発生状況に言及しつつ、高齢者が被害者または加害者となる事故の割合が高いことを指摘。「全ての事業所に於ける死亡災害ゼロはもとより、労働災害ゼロを願って止まない」と述べ、これまで以上に災害防止対策や徹底した安全教育を推進してもらうよう求めた。

 表彰式では、感謝状を受賞した栗原建設と佐藤工務店、事業場賞を受賞した丸水工業、功労賞を受賞した▽瀧口秋則氏(田上工務店)▽河野誠矢氏(木田建設)▽佐藤浩則氏(竹尾組)―に対して、工藤会長から賞状と記念品が手渡された。

 安全講話では、延岡労働基準監督署の田邊圭安全衛生課長が「労働災害防止」をテーマに講演。過去の労働災害の発生状況や発生原因、災害事例に対する再発防止策等を解説した。

 高千穂警察署の鎌田健太郎交通係長は、「交通事故の概要と酒気帯び確認及び記録保存」をテーマに、交通事故の原因や特徴について解説。また、道路交通法施行規則の改正に伴い、安全運転管理者の業務として酒気帯び確認や記録保存のほか、アルコール検知器による確認が追加されることを説明した。

 大会では、延岡労働基準監督署の大野一喜署長、高千穂警察署の河野禎治署長、西臼杵支庁の河野龍彦支庁長が来賓祝辞を述べた。また、佐藤清崇青年部長が労働安全宣言、工藤崇一朗青年副部長が交通安全宣言を読み上げ、労働災害ゼロ・交通災害ゼロの職場づくりに向けて、一丸で邁進することを誓った。