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災害時応急復旧協定を締結 小林市と野尻管水道工事組合

 小林市は7月7日、野尻町管水道工事業協同組合(菊池健一郎理事長)と「災害時における水道施設の応急復旧に関する協定」を締結した。自然災害等で野尻地区内の水道施設が被災した際に、早期の応急復旧を可能とする体制を整備する。

 近年、大規模な災害が全国各地で発生している状況を踏まえ、災害等により野尻地区の水道施設に被害が生じた際に、市民生活や災害後の応急対策活動への影響を最小限にするため、早期復旧を実現するための体制整備を図る必要がある。

 今回、野尻地区の水道施設を十分に把握している野尻町管水道工事業協同組合と、応急復旧に関する協定を締結し、協力に伴う情報提供や費用負担を事前に取り決めておくことで、速やかな給水再開を可能とする体制を整備する。

 協力事項は、▽災害発生時の応急復旧への協力▽日頃から応急復旧に協力可能な人員や機材等の保有状況の把握―の2項目。7日に野尻庁舎で協定締結式を行い、宮原義久市長と菊池理事長が署名及び調印した協定書を取り交わした。

 挨拶で宮原市長は、今回の協定で非常時に於けるライフラインの確保に係る体制が更に強化さ、市民の安全・安心な暮らしに繋がるとして、組合の支援に感謝の意を示した。

 小林市は2008年6月に、小林地区を対象として小林地区管工事協同組合と同様の災害協定を締結している。